室生山上公園芸術の森は自然との調和を感じれるスポットでした

室生山上公園芸術の森に行ってきました。山の上にある広い敷地内に不思議なオブジェクトが多数配置されており映える写真をたくさん撮ることができます。山の上にありますので、景色もとても良く、自然とアートに囲まれて心を浄化する時間を過ごすことができると思います。

概要

アクセス

室生山上公園芸術の森は公共交通の場合

近鉄室生口大野から奈良交通バス室生寺前下車でそこから1kmのところにあります。

あまりアクセスはよくありませんので私は車で行きました。

ですが車の場合は曲がりくねった山道をぐいぐい進んでいかなければならず、最後には対向車が通れるかどうかもわからない細い道を上っていくことになるので大変でした。。

北入口から入るのがおすすめです

入り口は南入口と北入口の二つがあり、南入口は平日は閉鎖されています。

私は日曜日に行ったので看板に従って南入口から入ったのですが、かなり狭い道を通ることになります。北入口の方がまだ広い道を通ることができるので、北入口から入ることをお勧めします。

営業時間・料金

営業時間は4月~10月は10:00~17:00。3月、11月、12月は10:00~16:00です。

冬季は休業しているようです。

料金は410円でした。

ライブカメラもあるようです

室生山上公園芸術の森の様子を観れるライブカメラがあるようです。

リサーチ不足で私が行ったときはこんなのがあるとは知りませんでした。私の様子も誰かに見られていたのかもしれないのですね。

人の量

私は3連休の真ん中に行ったことも原因かもしれませんが、開園時間の10時に行ったのですがそれなりに人がいました。写真を撮ろうと思ったらちょっと待たないといけないかなというくらいです。

ライブカメラを見てみると土日でも人が少ない時もあるようです。

製作者

この室生山上公園芸術の森は村出身の彫刻家井上武吉によって着想された「山の上のモニュメント構想」をイスラエルの芸術家、ダニ・カラヴァンが実現したことにより出来上がりました。

ダニ・カラヴァンは展示場所の環境を取り入れた造形物を数多く発表している方で、この室生山上公園芸術の森の自然と調和するというコンセプトと作風がよくマッチしているように思われます。

ダニ・カラヴァンは2021年にもうこの世を去ってしまわれたようです。

モニュメント

第1の島

左の方の島です。

野鳥観察を楽しめるそうです。

第2の島

ピラミッド状のモニュメントです。

カラヴァンの作品にはよく使われるフォルムだそうで、中に入ると空や周囲の風景を切り取るフレームとしても機能します。

このモニュメントはコールテン鋼というすでにさびた状態の鋼材を使用しているとのことで、これ以上さびが進行せず耐久が半永久的なのだそうです。

天文の塔・太陽の道

伊勢神宮など重要な寺社仏閣をつなぐ「太陽の道」と呼ばれる北緯34度32分の太陽の道を可視化し、この場所を歴史的な軸線上と結びつける試みなのだそうです。

モニュメントと東西に延びるゲートによる光と影の織り成す景色を楽しむことができます。

モニュメントは上ることができるようになっており景色を一望できます。

螺旋の水路

こちらはSNSでよく見かけるモニュメントかと思います。

沢山の人が写真を撮っており、結婚式の前撮りかなという人も見かけました。

螺旋の竹林

らせん状の竹林です。

この道を降りていくと地下につながっており少し離れたところから地上に戻ってこれます。

波型の土盛

行きはどんどん道が狭くなっていくが、奥から振り返ると並木が平行に並んで見えるという道です。

遠近法の錯覚を利用したものだそうで、井上武吉がよく用いた表現方法なのだそうです。

井上氏に捧げるオマージュとして設計されたそうです。

ちなみに螺旋の水路の近くには茶の木の迷路の予定地がありました。

ダニ・カラヴァンは亡くなってしまっていますし、これが完成する日は来るのでしょうか。。

どなたかがこの施設のコンセプトを汲み、完成させてくれることを祈ります。

感想

ここまでお読みいただきありがとうございます。

室生山上公園芸術の森は行くのは少し大変ですが、行ってみる価値は十分あると思います。

美術館でアートを鑑賞するのとはまた違った、自然の中でアートを鑑賞するという経験ができます。

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